ユネスコAPEIDセミナー気仙沼、2004年2月11日〜14日

ユネスコAPEIDセミナー

セミナー発表討論者の招へいにあたって

 持続可能な社会の実現は人類共通の緊急課題であり、その実現は多様で長期的な各種の教育的取り組み(ESD、Education for Sustainable Development)をなくしてはありえない。20世紀には、このような共通理念を元に、アジア各地におけるESDが多様な発展を遂げてきた。21世紀はそれぞれの国・地域でESDを促進し、同時にわれわれ地球市民が国籍を超えてともにこれまでの成果を共有し、新たな問題点を克服する時代である。このためには基礎教育、高等教育、教員教育、環境教育等を充実させ、市民の啓発活動を粘り強く展開していくことが必要であるという認識から、国連は2005年から2014年までを「ESDの10年」とし、その下で各国政府、国際機関、NGO、団体、企業等あらゆる主体間での連携を図りながら、教育・啓発活動を推進することとしている。

 本セミナーの目的は、国連によるDESD計画を踏まえた上で、ESD支援のあり方について専門家集団が互いに学ぶ場をもうけることである。今年度は、環境教育分野の専門家による学校教育の支援、とくにその中でも重要で緊急を要する教師教育について、さまざまな実践例を持ち寄り、参加者の情報交流を促し、現状を把握し、DESDにおける学校支援の課題をアジア地域として明確にすることである。持続可能な社会を実現するためには、具体的に、特定の地域や人々集団に根ざした支援を実践し、それを普遍化していく努力が必要である。この主旨に賛同していただける専門家の参加を期待する。

私たちが期待する参加者

発表者に対する要望

経費


宮城教育大学、環境教育実践研究センター