要 旨 :

 中学校教員(技術)養成のみに関わってきた技術教育では、環境問題を独自の形で扱い、一般に認識されている環境教育の一部をなすに過ぎない。専攻以外の学生にも開かれた『生活関連科目』を通して、技術教育固有の『もの作り』や水の位置のエネルギーから電気エネルギーを生み出す変換技術とか植物を変換器として太陽エネルギーから有用な生産物に変換する技術などを内容に盛り込んで、技術面から学部学生たちの環境教育に関わってきた。授業内容について意識調査を行うなどした反応についても言及している。