要 旨 :

環境教育への河川利用を目的に、広瀬川の源流、上流、中流、下流の各流域から河川水を採取し、広瀬川水質の流域特性とその時期的変化を調べた。pH、導電率、硬度、溶存酸素量、化学的酸素要求量、生物化学的酸素要求量、及び各種の含有イオン濃度が流域の自然環境に依存して大きく変化することが確かめられた。広瀬川は、河川の役割と河川周囲の自然環境を学習するのに適した多くの指標を含んでいる。