要 旨 : 仙台市太白山自然観察の森で平成14・15年に実施した事例をもとに、プログラムの企画から実施までの過程を追いながら事例研究を行った。特に、人間尺度を用いた環境認識能力の育成をめざす環境教育的視点の導入が、自然観察会の質を向上させることにつながっていることを論じた。また、野外で行われる自然観察会では、景観(ランドスケープ)という概念を導入することが重要であることを指摘した。

キーワード : 自然観察会、環境認識能力、人間尺度、景観、太白山自然観察の森自然観察センター