要 旨 : 国立花山少年自然の家付近の丘陵地にみられる小沼を対象に、その水位変動を春から晩秋にかけて観察した。またその特徴をもとに、沼の環境教育教材化の可能性について検討した。その結果、小沼の水位は数ヶ月周期で上昇・低下を繰り返していること、1日当たりの水位の変化量は数cmのオーダーに達することがわかった。こうした水位変動現象は、水循環や沼周辺での生物活動への理解を深めるための環境教育教材として活用可能である。

キーワード : 沼、水位変動、環境教育、少年自然の家