要 旨 : 2003 年〜 2005 年にかけて宮城教育大学周辺地域(仙台市青葉山)のチョウ相および植物相に関する調査を実施し、その成果を応用して、2005 年秋に大学キャンパス内にバタフライガーデンを整備した。約700 uの敷地にチョウの食草、吸蜜植物など約120 種の植物を植栽し、吸水のための湿地、餌台などを設置した結果、2006 年だけで41 種のチョウを誘致することに成功した。今後、地域の小・中学校における環境教育活動の支援の場として、また、現職教員や大学生のトレーニングの場としての利用が期待される。

キーワード : チョウ、バタフライガーデン、生息調査、環境教育、学校ビオトープ