要 旨 : 岩手県の胆沢扇状地には、わが国を代表する散居型農村が広がり、個々の農家には「エグネ(居久根)」と呼ばれる伝統的な屋敷林が付随している。長い時間をかけてエグネに集積されてきた生活の知恵や技法、そして生物多様性に着目して、「持続可能な地域づくり」に資する体験型環境学習プログラムを開発すべく、さまざまな地域情報を収集した上で、試行的学習プログラムを立案・実施・改善した。

キーワード : 地域特性、伝統的な暮らし、エグネ(居久根)、試行的な学習活動、体験型環境学習プログラム