field work

フィールドミュージアム

　ＥＥＣ・環境教育実践分野のフィールドワーク合同研究室（FW合研）では、毎年大学が春季休業中の２月下旬の10日間、石川県白山の雪におおわれた大自然の中で、ニホンザルを中心とした野生動物の生態調査を地元石川県の研究者と合同して行っています。それは金華山を中心に行ってきた一年間のフィールドワークの総決算という意味ももっています。

　本年度は２月21日～３月１日の期間で実施しました。参加者はＥＥＣ教官１名、FW合研所属の学生８名、FW合研のOB２名、現地研究者２名の総勢12名でした。

　今年は北陸地方一帯は例年に比べて異常に雪の少ない冬でしたが、切り立った急斜面を主に利用しているサルの群れ24群について、群れの構成や遊動域を調べることができ、その調査結果をこれまでの結果と比較することができました。

　研究成果は毎年「石川県白山自然保護センター研究報告」で公表されています。

　以下の６枚の写真は、調査フィールドの白山の自然とそこにすむサルたちです。

①、　②、　③　白山北部は急峻な地形をしていて、私たちは通常そこでくらすサルや他の野生動物たちを対岸から観察します。

④、　⑤、　⑥　　冬季間サルたちは雪崩等で雪が消え地肌の出た所で、秋に落ちた木の実を拾ったり、草の葉を引き抜いて食べて暮らしています。