平成10年度

環境教育実践研究センター研修講座

―環境教育(実験・演習)―

1. 実施機関    宮城教育大学

2. 実施場所    宮城教育大学  (仙台市青葉区荒巻字青葉)

3. 担当講師

本学教授 見 上 一 幸 (環境生物学)

本学助教授 村 松   隆 (物質科学・有機化学)

  1. 講座のねらい

 本講座は、身近な環境について正しい理解と認識をもつことをねらいとして、地域環境の基礎科学を主要なテーマとし、「水と生き物」、「水と物質」を課題とした講義、観察、実験を行い、フィールドサイエンスの視点に立った自然理解と教材としての利用法について検討する。  

5. 受講対象者   現職教員及び市民一般 (定員30名 受付順)

  1. 講座の日程及び担当者

9:30〜12:30

 

13:30〜16:30

8月20日

(木)

見上

水の浄化と微小生物

 

見上

水の浄化と微小生物

8月21日

(金)

村松

水の分析

 

村松

水の分析

 

7. 講義の概要

    1. 水の浄化と微小生物(見上)
       環境指標生物である代表的な原生生物の捕食や増殖について考え、観察実験を通じて、有機汚濁の浄化過程での微小生物の役割について考える。また、身近な水の中にどのような小さな生物が棲んでいるかを観察し、CD−ROMなどの補助教材(当日参加者全員に無料配布)やインターネットを使って、実際に検索作業を行う。
    2. 水の分析(村松)
       広瀬川、沼、及び水田などの環境水に含まれるイオンや有機物を、イオンクロマトグラフィー、COD測定装置、及びガスクロマトグラフ質量分析計などから成る環境解析装置を用いて定量分析し、水質環境について考察する。

8. 受講料 6,400 円