平成9年度

コンピュータをつかった身近な自然の教材づくり

 1. 実施機関    宮城教育大学

 2. 実施場所    宮城教育大学  (仙台市青葉区荒巻字青葉)

 3. 担当講師

   本学教授   青 木 守 弘 (地球科学)
     〃     見 上 一 幸 (環境生物学)
     〃     安 江 正 治 (環境情報科学)

 4. 講座のねらい

  本講座では、人々の生活にとってますます重要になるであろう環境の科学について
の理解を深めるため、環境教育という視点から基礎的な講義と簡単な実験実習を行い
ます。本年度は、身のまわりの自然をコンピュータを使って教材化するには、どうす
ればよいかについて、画像の取扱を含めた実習を通して学んでいただきたいと思います。
 

5. 受講対象者   現職教員及び市民一般 (定員30名 受付順)

6.  講座の日程及び担当者

8月18日(月)

  9:30〜12:30
  身近な微小生物
     (見上)

 13:30〜16:30
 大地をつくる地層と岩石
    (青木)

8月19日(火)

  9:30〜12:30
 環境教育とインターネット
     (安江)

 13:30〜16:30
   教材作成の実習
   (青木・見上・安江)

7. 講義の概要

 自然の美しい画像は、テレビでも見ることができますし、市販の教材を購入するこ
ともできます。しかし、身近な生きた自然の教材を自分で作ることができたら、これに優る
教材はありません。ただ、どのようにしたら作れるのか体験してみないとわからない
ことも多いと思います。そこで、具体的な対象として「水の中の小さな生き物」と、
「青葉山周辺の地質」について学び、コンピュータを使った教材作成を体験して頂きたい
と思います。
第1日目は、基礎データの収集を行います。
 午前中は、水の中の小さな生き物についての基礎的な講義と生き物の観察を行い、
顕微鏡カメラを使ってスライドや8ミリビデオに画像を記録します。ご自分の身の回
り水を持参して、それを観察して頂くこともできます。
 午後は、青葉山の地質についての講義ののち、実際に野外を歩いてデータを収集し
ます。野山を歩きやすい服装でご参加下さい。
 第2日目は、身近な環境データをコンピュータを用いて加工する方法についての講
義の後、前日に集めたデータをもとに教材作成の実習を行います。できあがったもの
は、フロッピーにコピーして持ち帰ることができます。

8. 受講料 6,400 円