要旨: 青葉山市有林(仙台市)には、100 万都市の市街地に隣接しているとは思えぬほど多
様性に富んだ動植物が生息している。この森を環境教育の視点から捉え、フィールドミュージア
ムとして活用していくためには動植物の継続的な生態調査が基盤となる。2003〜2006 年の4 年
間をかけて、青葉山市有林の虫こぶと寄主植物の調査を行なった結果、計41 種類の虫こぶが確
認された。

キーワード: 青葉山市有林、虫こぶ、フィールドミュージアム、生物多様性、環境教育