要 旨 :

環境教育実践研究センターの構想するフィールドミュージアムづくりの一つとして、仙台北方の富谷丘陵・松島丘陵を取りあげて、その自然環境や社会環境について研究した。この地域は宮城県でも最大の丘陵地であり、豊かな自然が残されている一方で、急速に土地利用形態が変化し改変が進んでいる。プロジェクト研究のねらい、「里山」をキーワードにした景観・地質・地形・植生などの各自然環境要素や土地利用変遷などの社会環境に関する基礎的研究、およびそれを基にした教育実践活動などについて、3年間の研究の概要を報告する。

キーワード:地域自然、フィールドミュージアム、里山、丘陵、景観、植生、地質、土地改変