要 旨 : 金華山における大型土壌動物相の調査を行った。ワラジムシ目 (等脚目)は全部で7種が採集された。陸生大型ミミズはフトミミズ科9種、ツリミミズ科2種、ジュズイミミズ科1種の計12種が採集された。個体数の密度および種数の出現の多い環境はミミズとワラジムシ目では異なっていた。自然植生のブナ林を健全な状態に保つことと、それ以外の異なる植生環境の多様性を保つことのバランスが土壌動物相保全には重要であると考えられた。

キーワード : 金華山、大型土壌動物、環境