要 旨 : 金華山を一つのモデルとしてSNC構想を推進してきたが、そうするにあたっては、島にすむ野生ニホンザルの継続した生態学的調査に基礎を置いた。そして、この23 年間の調査結果について、群れの分裂過程やそれに伴う群れの遊動域の変更、個体数の年変化、年ごとの出生数、年ごとの新生児死亡数、食物リスト、骨格標本等について、とりまとめを行った。

キーワード : SNC構想、金華山、野生ニホンザル、長期継続調査、生態学的研究成果