要 旨 : 児童生徒への環境教育の一環として、豊かな自然の中で観察学習を実施することはきわめて重要である。本研究では、トンボを自然体験学習の主たる対象生物の一つにするという視点から、金華山と青葉山の2 地域で、一昨年と昨年に引き続き本年も、生息状況等に関する継続調査を行った。また、本年は同じ青葉山の本学構内にある池で、青葉山のこれまでの調査地点との比較調査を追加実施し、小学校で環境教育の実践として行われることの多い学校ビオトープについて検討した。

キーワード : トンボ相、金華山、青葉山、大学構内の池、学校ビオトープ、ヤゴ抜け殻標本