要 旨 : 青葉山市有林(仙台市)には、 100万都市の市街地に隣接しているとは思えぬほど多様性に富んだ動植物が生息している。この森を環境教育の観点から捉え、フィールドミュージアムとして積極的に活用していくためには動植物の継続的な生態調査が欠かせない。1994年〜2005 年の11年余、青葉山市有林の鳥類相に関する継続的な調査を行なった結果、16目43科142種(留鳥50種、夏鳥41種、冬鳥42種、漂鳥7種、旅鳥(迷鳥)2種)が確認された。

キーワード : 青葉山市有林、野鳥、フィールドミュージアム、生物多様性、環境教育