要 旨 : 本研究は、気仙沼市立面瀬小学校で実践されてきた環境教育で培われてきた「総合的な学力」を診断し、授業実践の評価を行うための方法の開発を目的にした。評価方法として、教科横断型の「総合的な学力診断テスト」を開発した。テストは次の3つの観点から構成した。@「観察・実験、飼育・栽培の技能と能力」A「環境に対する知識・理解・認識」B「環境の事象・問題に対する思考・判断・体系」。テストの開発にあたっては、体験や教科の学習をベースに課題を思考し、解決していくプロセスを重視した。

キーワード : 環境教育、問題解決能力、総合的な学力診断テスト、面瀬小学校