要 旨 : 砥沢川上流部の渓谷、および御駒山主稜線〜西側の丘陵地を主たる調査地として、国立花山少年自然の家周辺における森林植生の現況を植物社会学的手法を用いて調べ、見出した8タイプの主要群落について種組成や構造、分布を記載するとともに、それらと立地・人為との関わりを検討した。特に人為については、既存資料や聞き取り調査に基づいて、当該地域の農林鉱業や生活様式の歴史的変遷を整理した上で、群落の成立に関わる影響を見積もった

キーワード : 人為、丘陵地、歴史的変遷、立地、森林植生