第41回環境教育コロキウム開催のお知らせ

 宮城教育大学において、第41回環境教育コロキウムを下記の通り開催いたします。今回は、本センターの協力研究員である林守人氏に発表していただきます。
 学生の皆様はもちろん、一般の方々も是非、ご参加ください。

日 時:2012年3月13日(火)13:30〜
場 所:環境教育実践研究センター1階客員研究室
講 師:林 守人 氏(環境研協力研究員)

(講師略歴)
専門は進化生態学、行動生態学,島嶼生物学。静岡・東北大学を通して島嶼生物学の第一人者千葉聡に師事、伊豆地域におけるカタツムリを用いた地理的変異および種分化の研究を行ない2004年博士号取得。その後英国ノッティンガム大学にて人口群島における動物群集解析グループを立ち上げ、これまで知られていなかった陸上グモの多彩な水上行動や初期の島嶼群集において分散力の減少が生じる事を明らかにする。本年度より宮城教育大学協力研究員。

テーマ:
「Power of tiny legs!  -クモが水面で脚を挙げれば地球規模の生態系に影響が波及する-」

内容:
 近年、生物の風媒分散が及ぼす生態系・人間社会への影響が注目されている。この風媒分散は風の力により比較的長距離、時に地球規模の移動を可能にするが、どこに着地するかも分からないリスクを併せ持つ。特に地球がその表面の七割以上を水で覆われている事を考えると、この風任せの分散方法には常に着水の危険が付きまとう。発表者は、陸上グモが脚で風を受け水面を帆走し、糸をアンカーとして停止するといった多彩な水上行動を持つ事を突き止め、これらの行動が風媒飛行時の着水に備えたバックアップシステムである、という仮説を立てた。本発表ではこの仮説の検証を行なうと共に、わずか数ミリのクモが水面で脚を挙げるという小さな行動が惑星レベルの広範な生態系に影響を及ぼす可能性について言及する。

問合先
宮城教育大学環境教育実践研究センター 担当:桔梗(ききょう)
TEL/FAX:022−214−3679

E-mailは をクリックしてください。

〒980-9845
仙台市青葉区荒巻字青葉149
宮城教育大学
環境教育実践研究センター
TEL:022-214-3679
FAX:022-214-3679

総閲覧者数:



現在の閲覧者数: