第47回環境教育コロキウム開催のお知らせ

 宮城教育大学において、第47回環境教育コロキウムを下記の通り開催いたします。
 今回は、本センター協力研究員の吉村正志氏に講演をしていただきます。
 是非、お気軽にご参加下さい。

日 時:2013年11月7日(木)10:30〜
場 所:環境研客員研究室
講 師:吉村 正志 氏(環境研協力研究員)
参加費:無料
テーマ:
「風が吹けば桶屋が儲かる?-マダガスカルのアリが日本のアリの名前を変えたはなし-」

 最近、マダガスカルのアリの研究結果が日本のアリの名前を変えてしまったことを知っていますか?一見、日本とは無縁の遠い国のアリの研究が、自分たちの 足下にいるアリの名前を変えるに至った経緯を紹介します。マダガスカル島は、長期にわたって海洋上に孤立していた歴史から、不思議な生き物の宝庫として知 られています。なかでも、ノコギリハリアリのなかまは、成虫が幼虫の体に傷をつけてその体液を吸う行動から,英語圏ではドラキュラアンツとして知られるグ ループです。マダガスカル産の標本を使って、雄アリからその奇妙な形態の進化に迫った研究。そして、その研究成果がマダガスカルだけではなく、日本のアリ の名前まで変えることになる、世界共通の「分類体系」のしくみ。更には、その世界の体系と日本国内のアリのつながりを解説します。

(講師略歴)
北海道利尻島の中学校教員時代にアリの研究を始める。帯広畜産大学大学院に入学し、雄アリの研究をテーマに博士号習得。その後、九州大学熱帯農学研究セン ターでの日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、2005年からマダガスカルの雄アリの研究を始める。2008年より、アメリカサンフランシスコのカリ フォルニア科学アカデミーでポスドク研究員として、雄アリの形態を利用したアリ類の進化の解明に取り組んでいる。本年度より宮城教育大学協力研究員。

(問合先)
宮城教育大学環境教育実践研究センター 担当:桔梗(ききょう)
TEL/FAX:022−214−3679

E-mailは をクリックしてください。

〒980-9845
仙台市青葉区荒巻字青葉149
宮城教育大学
環境教育実践研究センター
TEL:022-214-3679
FAX:022-214-3679

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