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 2012年3月5日(月)に第40回環境教育コロキウムを開催いたしました。
 旭川医科大学の伊藤亮教授より、「サナダムシの研究から見えてくる地球規模の問題、話題」と題し、寄生虫の問題について講演していただきました。
 旅行者が寄生虫を日本に持ち込むことがありうること、寄生虫による感染症は届け出義務がないため、食中毒として届けられていることがあること、寄生してから発症するまで症状がでない場合があること、寄生虫への感染に気づいていない人たちがいるため、身近で寄生虫に感染する危険性が潜んでいることなど、寄生虫についてわかりやすく解説していただきました。

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 宮城教育大学において、第42回環境教育コロキウムを下記の通り開催いたします。今回は、本センターの協力研究員である橋本勝氏に発表していただきます。
 学生の皆様はもちろん、一般の方々も是非、ご参加ください。

日 時:2012年3月16日(金)9:00〜
場 所:環境研客員研究室
講 師:橋本 勝 氏(環境研協力研究員)

テーマ:「骨を読む」

 日常触れる機会が少ない動物の骨ですが、少し想像を働かせてみれば、それは我々の目に触れないだけで、常に身の回りに無くてはならないものとして存在していることが分かります。
 「骨を読む」とはどういうことか?をテーマに、コロキウムでわかりやすく解説します。
 私はこれまで動物調査において、野生動物が食べ残した骨から、捕食関係(食物連鎖)を解明してきました。その調査研究には骨格標本が重要な役割をします。標本の大切さを大学生たちにも理解していただきたいと考え、少しずつ作製した骨格標本を環境教育ライブラリーえるふぇに寄贈してきました。標本に関心を持った学生には、実際の骨格標本作製の実技補助の手伝いもしました。
 昨年は、大井沢自然博物館・山形大学やまがたヤマネ研究会主催の「ホネっこ展」に共催出展として、環境教育ライブラリーえるふぇ収蔵標本を活用しました。
 同じくえるふぇ収蔵標本と、八木山動物公園で保管されている骨格標本とのコラボレーションによる企画展「ホネのミステリー」を開催中です。それに伴って、動物セミナー「どうぶつのホネ 被災したイルカからわかること」をテーマに講演しました。
 今後のえるふぇの収蔵標本の充実化と教育現場における教材としての活用を開発していきたいと考えております。

問合先
宮城教育大学環境教育実践研究センター 担当:桔梗(ききょう)
TEL/FAX:022−214−3679

E-mailは をクリックしてください。

 宮城教育大学において、第41回環境教育コロキウムを下記の通り開催いたします。今回は、本センターの協力研究員である林守人氏に発表していただきます。
 学生の皆様はもちろん、一般の方々も是非、ご参加ください。

日 時:2012年3月13日(火)13:30〜
場 所:環境教育実践研究センター1階客員研究室
講 師:林 守人 氏(環境研協力研究員)

(講師略歴)
専門は進化生態学、行動生態学,島嶼生物学。静岡・東北大学を通して島嶼生物学の第一人者千葉聡に師事、伊豆地域におけるカタツムリを用いた地理的変異および種分化の研究を行ない2004年博士号取得。その後英国ノッティンガム大学にて人口群島における動物群集解析グループを立ち上げ、これまで知られていなかった陸上グモの多彩な水上行動や初期の島嶼群集において分散力の減少が生じる事を明らかにする。本年度より宮城教育大学協力研究員。

テーマ:
「Power of tiny legs!  -クモが水面で脚を挙げれば地球規模の生態系に影響が波及する-」

内容:
 近年、生物の風媒分散が及ぼす生態系・人間社会への影響が注目されている。この風媒分散は風の力により比較的長距離、時に地球規模の移動を可能にするが、どこに着地するかも分からないリスクを併せ持つ。特に地球がその表面の七割以上を水で覆われている事を考えると、この風任せの分散方法には常に着水の危険が付きまとう。発表者は、陸上グモが脚で風を受け水面を帆走し、糸をアンカーとして停止するといった多彩な水上行動を持つ事を突き止め、これらの行動が風媒飛行時の着水に備えたバックアップシステムである、という仮説を立てた。本発表ではこの仮説の検証を行なうと共に、わずか数ミリのクモが水面で脚を挙げるという小さな行動が惑星レベルの広範な生態系に影響を及ぼす可能性について言及する。

問合先
宮城教育大学環境教育実践研究センター 担当:桔梗(ききょう)
TEL/FAX:022−214−3679

E-mailは をクリックしてください。

 2012年2月18日(土)に仙台市教育センターにおいて、「国際教育シンポジウム2011『世界との絆を 子どもたちの心に』〜今、国際教育ができること〜」を開催いたしました。
 永田佳之氏(聖心女子大学准教授)より、「新学習指導要領をふまえた国際教育の可能性と課題ーESDの新しい動向からの示唆ー」と題し、講演がおこなわれました。
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 また、特別企画「震災支援を生かした国際教育の可能性」として、2つの企画をおこないました。
 1つ目は、「国際理解のための特設学習〜高砂中学校での実践報告〜」と題し、高砂中学校の先生方が講師となり、震災でいただいた世界中からの支援を授業に生かす取り組みの紹介及びワークショップがおこなわれました。
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 2つ目は、日米合同「トモダチ」作戦に、通訳(予備自衛官)として参加した阿部美奈子氏より、「Power of Unity一体化の威力〜英語通訳として災害派遣活動に参加して〜」と題し、講演をしていただきました。
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 さらに、提案模擬授業も2つおこないました。
 提案模擬授業1として、連坊小路小学校の石川智之教諭より、「「ウムヨム村のブタの一生」~JOCA地球生活体験学習教材を活用して~」と題し、フォトランゲージなどを含めた授業がおこなわれました。
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 提案模擬授業2として、鶴巻小学校の大友雄一郎教諭より、「世界の中の日本」~青年海外協力隊の経験者を活用して~」と題し、4名の青年海外協力隊OBを講師としてお招きした授業を展開いたしました。
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 2012年2月5日に仙台メディアテークにて、「環境フォーラムせんだい2011」が開催されました。
 本センターは「子どもの時間プロジェクト」として、ブース出展及びステージ発表をおこないました。

 展示コーナーでは、仙台市八木山動物公園と協力し、「宮城教育大学の復興支援」、「大学と動物園の連携」、「動物園から元気をもらおう!笑顔を取り戻そう!」と題し、大学の復興支援、本学とマダガスカルチンバザザ動物公園・八木山動物公園との連携、八木山動物公園の復興支援の各取り組みの紹介しました。
 また、「自然フィールドワーク研究会YAMOI」の学生が考案した小さな子ども向けの学習ゲームをおこない、大人の方だけでなく、子供も楽しめる空間づくりを考えました。
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 ステージでは、サークル「自然フィールドワーク研究会」の活動報告、本センターの協力研究員より、「自然の音を聞いてみよう」と題し、発表をおこないました。
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