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 2011年8月25日〜26日の2日間、教員免許状更新講習「環境科学ー水環境へのアプローチと解釈ー」を開講し、9名が受講いたしました。
 有機汚濁指標(COD)、クロロフィル分析、水中有機物起源分析、窒素態、リン態など、生物由来の物質について、実際に水質調査・水質分析をおこないました。
 水環境を中心に生命と自然との関係理解を取り上げて、小・中・高等学校における環境教育および環境科学的なアプローチの仕方の講義をおこないました。

 教員免許状更新講習「青葉山環境教育セミナー・『動物園の教育資源』活用術」を8月8日(月)に、仙台市八木山動物公園において、開講し、20名が受講しました。
 午前中は、仙台市八木山動物公園の概要や教育活動について、動物園職員より、説明を受けた後、学校教育における動物教材の体験学習が斉藤教授よりおこなわれました。また、モルモットやうさぎとの触れあい体験をした後、シロクマが水の中へダイブする姿や猛獣舎内の飼育ゲージなどの動物園の裏側を見学しました。。
 午後は、グループ別で見学した後、ゾウの馴致を見学し、動物園を活用した学習活動のプレゼンが行われました。

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 新潟県ヤギネットワーク代表の今井明夫氏が東日本大震災避難所慰問のために、ヤギ2頭を連れて、新潟県より来て下さいました。
 宮城教育大学では、ヤギを連れた慰問のお手伝いをおこなうとともに、これから約1ヶ月間、この2頭のヤギの飼育をおこなう予定です。
 メスのハルちゃん(生後3ヶ月)、オスの元気くん(生後2ヶ月)の2頭は長距離移動にもかかわらず、元気いっぱいに走り回っていました。
  慰問は7月26日(火)〜27日(水)を予定しております。

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 2011年7月24日(日)に宮城教育大学にてオープンキャンパスが開催され、約1,500人が来場されました。
 環境教育実践研究センターは学生ボランティアがおこなう「キャンパスツアー」に自然体験学習フィールドの見学を盛り込んでもらい、コンテンツを提供しました。フィールドの説明はAndroid端末を使用し、音声ガイダンスにて、説明をおこないました。
 端末を高校生に渡すと興味津々で触っていました。また、「カブトムシガーデン」では、カブトムシや国蝶・オオムラサキ、アゲハチョウ類の観察を楽しみました。ヤギのゆきちゃんにニンジンをあげて喜んでいる高校生もいました。
 当日使用した「音声ガイダンス」は、以下で聞くことができます。
   http://ugawa-lab.miyakyo-u.ac.jp/QR_SOUND/contents/index/


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ムネアカセンチコガネ Bolbocerosoma nigroplagiatum (コウチュウ目 センチコガネ科)のオス。

 灯火採集で、採れるときは採れるが採ろうと思っても採れないのが、ムネアカセンチコガネだとおもっていました。
 しらべてみると、神奈川県,千葉県,長野県など5つの県で、準絶滅危惧種。大分県と大阪府では、絶滅危惧II類、そして、和歌山県で,絶滅危惧I類、結構、貴重なんですね。
 宮城教育大学・環境教育実践研究センターの前ではちょくちょく見かけます。このあたりの青葉山は、比較的、自然が多く良い環境だと言うことでしょう.
 ツートンカラーがかわいいですが、このツートンカラーも逆のバターンもあるらしい。是非、みてみたいものです。ほかの糞虫とはちょっとちがって、餌は糞ではなくて、菌食らしいのですが、生態はよくわかっていないそうです。
 ちなみに、学名のBolbocerosoma nigroplagiatum は、ムネアカセンチコガネの属名Bolbocerosoma=ギリシャ語 bolbos 「球」+ cero-「触角の」+soma「体」,種小名 nigroplagiatum=nigro- 「黒い」 + ギリシャ語 plagi-「縞のある」 、あわせると、「黒い縞のある触角が球状の虫」という意味になります.種小名は,形容詞で,属名(名詞)に後置修飾します。
 触角もまん丸でかわいいです。糞虫にはゴホンツノダイコクコガネのように、カブトムシのように(カブトムシよりも)立派な角がありますが、このムネアカセンチコガネのオスにもちゃんと、小さいけれどカッコイイ角があります。
 ちなみに環境省レッドデータ・カテゴリーには入っていません。
(島野智之・環境教育実践研究センター・土壌生物多様性)

参考文献
島野智之 (1996) 横浜国立大学構内でのムネアカセンチコガネ採集記録 I. Kanagawa-Chuho, 121, 31-32.

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