2011年6月16日(木)に第39回環境教育コロキウムを開催いたしました。今回は菊地永祐氏を講師として、「水田生態系におけるイトミミズの働き」についてお話をしていただきました。
 東北大学名誉教授の菊地氏は,今年度より、本センターの協力研究員を務められています。
 今回のコロキウムは、宮城教育大学の授業科目「環境教育概論C」内で開催され、約130名の参加者がありました。
 今回の講演は菊地先生が大学院時代に研究していた内容で40年近く前の研究でありましたが、有機肥料をあたえた田んぼではイトミミズがたくさん育ち、その土にはたくさんの微生物がいること、イトミミズが雑草除去に役に立つことなど、現在の有機農法に応用できる研究であると感じました。

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 2011年6月8日(水)、仙台市立愛子小学校より校長先生ならびに愛子ハグリッズのスタッフ5名の計6名が、ミツバチガーデン、バタフライガーデン、カブトムシガーデン等の見学のため、来学されました。  愛子小学校には学校森(愛子こどもの森)が整備され、溝田准教授は森づくりやフィールド活動のサポートをおこなっています。見学後には「早速、ニホンミツバチの待ち箱を作って設置したいです」とのコメントがあり、「愛子こどもの森」への夢を膨らませているようでした。

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ミツバチガーデン

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バタフライガーデン

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カブトムシ養殖場

 2011年5月20日(金)に気仙沼市において、グリーンウェイブ活動をおこないました。
 気仙沼市はグリーンウェイブ活動をおこなうようになって2年目になります。今回は東日本大震災の津波被害により、本活動をおこなうことが困難かと思いましたが、植えることが可能な学校でおこなうこととなりました。
 苗は溝田准教授が育て、気仙沼市に提供をおこないました。また、溝田准教授が気仙沼市での活動に参加し、グリーンウェイブについて説明をおこなったり、一緒に苗を植えました。

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 グリーンウェイブとは、国連の生物多様性条約事務局が、5 月22 日の「国際生物多様性の日」に、世界各地の青少年の手で、それぞれの学校の敷地などに植樹を行おう、と呼びかけているものです。
植える樹種(地域の在来種や固有種など)や場所・方法などを生徒たちが自ら考えていく過程で、彼らに生物多様性やその保全の必要性などについて学んでもらおうというのがこの活動の趣旨です。
 宮城教育大学では、5月22日が日曜日であることから、5月20日(金)にバタフライガーデンにて、グリーンウェイブ活動をおこないました。
 本学の学生・職員、宮城県や仙台市の職員、留学生が一緒に宮城県の県花であるハギを植えました。ハギはキチョウやルリシジミなどの蝶の食草になります。今回は苗木も本学で用意いたしました。

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 「フィールドワークを基底とするリフレッシャー教育システムの構築」事業として、今年度は、教材園(カブトムシガーデン・ミツバチガーデン・ヤギ小屋・タナゴ池等)を活用したフィールドワークの手法の確立を計画しております。
 そのために、学校生徒による試行実験をおこない、情報システムの点検、トレーニング方法の点検等を予定しております。
 教材園の試行実験をおこなうため、さわらび学園の生徒たちがフィールドを利用しての授業を計画しています。
 2011年5月19日(木)には宮城県さわらび学園の先生方が宮城教育大学の教材園の視察に来られました。今後、教職大学院とも連携し、さわらび学園の教育・学修支援を実施する予定です。

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